今回は慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科についてご紹介します。
1. 政策・メディア研究科の特徴
政策・メディア研究科の特徴は以下の通りです。
政策・メディア研究科の特徴
- 実践を重要視
- 専門領域が融合
- グローバル性
では、詳しくそれぞれ解説していきます。
1.1 実践を重要視
政策・メディア研究科のカリキュラムの一つにプロジェクトベースドラーニング(PBL)というプロジェクトに参加して実際に問題発見・解決を実践するトレーニングがあります。
このカリキュラムを中心に行っていて、実践を重要視しています。
何が問題かを自分で見つけ、実際に解決するところまで体験することができます。
1.2 専門領域が融合
政策・メディア研究科には、社会科学だけでなく、自然科学の研究者も連携して研究を行っています。
さらに、新領域に新しい方法で挑戦できる環境があります。
1.3 グローバル性
国内外の大学・研究機関との連携による教育や研究が盛んに行われています。
さらに、海外で実践するチャンスを積極的にサポートする体制もあります。
世界で活躍できる人材を育成するための英語を共用語とする国際コースもあります。
2. 求める受験生像
受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求められるのかを知ることは重要です。
なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、問題の出題の意図も把握できるからです。
では、政策・メディア研究科ではどのような能力が求められているのか解説していきます。
2.1 求める受験生像
政策・メディア研究科の求める受験生像は以下の通りです。
求める受験生像
- 学部時代の専門分野を活かして研究を発展させようという学生
- 学部時代の専門分野や個別の学問領域にとらわれることなく、さまざまな課題に挑戦していく学生
後期博士課程では上記に加え、研究の社会実装による貢献、出版などを通じた社会への研究成果の普及など、多様な実績による学位取得を目指すことが求められています。
2.2 育成像
育成像
- クリエイティブで実践力を持った人材
- 分野融合の知見を活かし、新しい仕組みを発案し、新しい価値を創り出せるイノベーティブな人材
- 専門領域にとらわれず基礎体力と実践力があってグローバルな舞台でも地球規模で活躍できる人材
3. コース・制度・カリキュラムの特徴
次に、カリキュラムやコースについて解説していきます。
3.1 カリキュラムポリシー
政策・メディア研究科のカリキュラムポリシーは以下の通りです。
カリキュラムポリシー
gsmg_pamphlet.pdf (keio.ac.jp)から引用
- 修士課程では、社会システムやテクノロジーのありようについて創造的なヴィジョンを持ち、多様なニーズに応える専門知識と実践的な問題発見・解決能力を身につけたプロフェッショナルの養成を主目的としています。
- 後期博士課程では、高度な専門性、的確な判断力、豊かな独創性を併せ持つ研究者、教育者、および専門家の育成を目的としています。
修士課程は、実践的な問題発見・解決能力を身につけるためのカリキュラムになっていて、
後期博士課程は、研究者、教育者に必要な様々な能力を身につけるためのカリキュラムになっているんですね。
3.2 プログラム制度
研究の専門性を高めるために8つのプログラム専門領域が設置されています。
すべての大学院生はいずれかのプログラム専門領域に所属し、そのプログラムのガイドラインに沿って研究を進めます。
その8つのプログラムの内容は以下の通りです。
8つのプログラム
- グローバルガバナンスとリージョナルストラテジー
- ヒューマニティーズとコミュニケーション
- 政策形成とソーシャルイノベーション
- 環境デザイン・ガバナンス
- エクス・デザイン
- サイバーインフォマティクス
- 認知・意味編成モデルと身体スキル
- 先端生命科学
修士課程においては、プログラムやコースごとに必修科目などが変わってきます。
プログラムについて、詳しくは以下の記事(慶応大学のHP)をご覧ください。
プログラム制度 | 慶應義塾大学大学院政策
4. 修了後のキャリア
政策・メディア研究科の修了後のキャリアについて解説していきます。
4.1 修士課程の主な進路
修士課程の主な進路
- IT関連の研究者・技術者
- シンクタンクやコンサルティング会社
- 地方自治体や中央官庁などの公務員
- 広告企画、イベントデザイン関係など
詳しくは、以下の記事(慶応大学のHP)をご覧ください。
就職・進路 | 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 (keio.ac.jp)
5. 人気教員・研究室pickup!
政策・メディア研究科の教授で、ラジオなどにも出演したことがある神保 謙 教授をpick upしていきます。
5.1 経歴・専門分野
神保教授の専門分野は以下の通りです。
神保教授の専門分野
神保 謙 - 教員プロフィール | 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC) 教員プロフィール (keio.ac.jp)から引用
- 国際安全保障論
- アジア太平洋の安全保障
- 東アジア地域主義
- 日本の安全保障政策
また、神武教授の経歴は以下の通りです。
神武教授の経歴
- 慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科修了
神武教授が担当するプロジェクトは以下のリンクをご覧ください。
研究 | Sensing & Design Lab. | 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 センシング・デザインラボ(神武研究室) (keio.ac.jp)
6. 入試概要
例として、2023年の入試スケジュールを上記に挙げています。
例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。
6.1 入試の内容
入試の内容は大きく2つに分かれ、以下の通りです。
入試の内容
- 1 次選考 : 書類審査
- 2 次選考 : 小論文試験および口頭試問
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
1 次選考 書類審査
1次選考の書類審査の内容は以下の通りです。
主な書類審査の内容
- 志望理由書
- 研究計画書
- 業績書 (社会人コースのみ)
- 新規授業科目企画書 (後期博士課程のみ)
- 外国語検定試験結果 (後期博士課程のみ)
- 大学成績証明書
提出された資料から学力水準,研究意欲,研究能力等を総合的に判断し合否が決められます。
詳しくは、政策・メディア研究科の募集要項(2023_applicationguidebook.pdf (keio.ac.jp))をご覧ください。
2 次選考 : 面接
1 次選考合格者を対象に 2 次選考として面接を実施されます。
面接の内容に関しては公表されていません。
なお、海外出願者に関しては面接は実施されません。
7. 最後に
志樹舎は、大学院入試に特化したオンライン予備校です。慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科の対策に対応しています。
中でも、SFC(政策・メディア研究科を含む)は合格実績の高い研究科になります。
これまでの指導経験を活かした専門的な対策が可能です。
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参考文献
gsmg_pamphlet.pdf (keio.ac.jp)
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 (keio.ac.jp)