今回は筑波大学理工情報生命学術院システム情報工学研究群についてご紹介します。

1. システム情報工学研究群の特徴

日本語版_パンフレイアウト2023_06.indd (tsukuba.ac.jp)から引用

システム情報工学研究群の特徴は以下の通りです。

システム情報工学研究群の特徴

  • 研究機関や企業との豊富な連携
  • 達成度評価システム

それでは、詳しくそれぞれの特徴について解説していきます。

1.1 研究機関や企業との豊富な連携

システム情報工学研究群は、各種研究機関との交流が多く、共同研究・合同ゼミなどが盛んに行われています。

交流の深い研究機関には、産業技術総合研究所、国立環境研究所、国土技術政策総合研究所などがあります。

また、研究学園都市に進出している民間研究機関との研究交流も活発に行われています。

1.2 達成度評価システム

達成度評価とは、修得すべき知識・能力を確実に修得できるよう、定期的にその達成状況を確認し、計画的な学修を促すものです。

達成度評価は、学会発表や論文作成、TA 経験やボランティア活動など、授業以外の活動も積極的に評価されます。

達成度評価を考えることによって、自分を見つめ直すことにもつながり、今後の目標や修得が必要な知識・能力を明確にすることができます。

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2. 求める受験生像


受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。

なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、問題の出題の意図も把握できるからです。

では、システム情報工学研究群ではどのような能力が求められているのか解説していきます。

2.1 求める受験生像

システム情報工学研究群の求める受験生像は以下の通りです。

求める受験生像

  • 筑波大学の教育を受けるのにふさわしい能力・適性を持っている人
  • 向上意欲の旺盛な人

policy_mokuhyo.pdf (tsukuba.ac.jp)参照

2.2 育成像

システム情報工学研究群の求める育成像は以下の通りです。

求める育成像

システム・情報・社会が融合・複合する学際領域において、グローバルな俯瞰力と多様で柔軟な思考力を持ち、
現実世界の複雑で困難な問題を解決する独創力・発想力を備えてリーダーシップを発揮する研究者、大学教員、
高度専門職業人を養成する。

g-030-1-jp.pdf (tsukuba.ac.jp)から引用

3. プログラムの特徴


次に、プログラムについて解説していきます。

3.1 プログラムの特徴

システム情報工学研究群には8つの学位プログラムがあります。

8つの学位プログラムとその内容についてまとめたものが以下の通りです。

8つの学位プログラムとその内容

  • 社会工学学位プログラム : ファイナンス・最適化、都市計画、行動科学など
  • サービス工学学位プログラム : サービス分野における現在・将来の生きた問題に立ち向かい、新たなサービス方法を創造・実践
  • リスク・レジリエンス工学学位プログラム :リスクを工学的方法により分析・評価した結果をレジリエンス社会の実現のために活用
  • 情報理工学位プログラム : データ解析、シミュレーション、プログラミングなど
  • 知能機能システム学位プログラム: さまざまな機能をもつ要素が連携協調して実社会に貢献する工学システム
  • 構造エネルギー工学学位プログラム : 機械、建築、社会基盤、エネルギー、航空宇宙などの工学分野
  • エンパワーメント情報学プログラム : 人の機能を補完し、人とともに協調し、人の機能を拡張する情報学
  • ライフイノベーション(生物情報)学位プログラム : バイオリソースを用いてライフサイエンス研究の新たな展開を切り開く

4. OB紹介


筑波大学では、研究や課外活動で特に優れた成果を修めた学生に学長表彰を行っています。

今回は、2020年度学長表彰を受賞した学生から鮎貝崇広さんをピックアップして、紹介していきます。

4.1 経歴

鮎貝さんの経歴は以下の通りです。

鮎貝さんの経歴

  • 学部時代の専攻 : 理学(地球科学)
  • 筑波大学理工情報生命学術院システム情報工学研究群構造エネルギー工学学位プログラムを修了

2020年度学長表彰受賞者からのメッセージ – システム情報工学研究群 (tsukuba.ac.jp)参照

修士と学部で専攻が異なるため、初めは戸惑いがあったが、授業が非常に充実していたため、すぐに慣れることができたと語っています。

4.2 構造エネルギー工学学位プログラムの良さ

鮎貝さんが感じた構造エネルギー工学学位プログラムの良さは以下の通りです。

構造エネルギー工学学位プログラムの良さ

  • 幅広い分野にわたって研究室があるので、自分の興味・適正に合った研究室を選ぶことが可能
  • JAXA・産総研・NIMSなどのつくばにある国立研究機関と共同研究をできることが大きな魅力
  • これまでの専攻が工学以外であったとしても、入学を検討することができる


鮎貝さんについてさらに詳しく知りたい方や他の卒業生のメッセージも閲覧したい方は以下のリンクをご覧ください。

2020年度学長表彰受賞者からのメッセージ – システム情報工学研究群 (tsukuba.ac.jp)

5. 人気教員・研究室pickup!

システム情報工学研究群の教授で、元経済産業省資源エネルギー庁新エネルギー対策課課長補佐であった安芸裕久教授をpick upしていきます。

5.1 経歴・専門分野

安芸教授の専門分野は以下の通りです。

安芸教授の専門分野

  • エネルギー学
  • 電力工学・電力変換・電気機器
  • 制御・システム工学

TRIOS 筑波大学研究者総覧 (tsukuba.ac.jp)参照


また、安芸教授の経歴は以下の通りです。

安芸教授の経歴

  • 大阪大学大学院 工学研究科 電気工学専攻 博士前期課程卒
  • 横浜国立大学大学院 工学研究科 電子情報工学専攻 博士後期課程卒
  • 国立研究開発法人産業技術総合研究所勤務
  • 経済産業省 資源エネルギー庁新エネルギー対策課課長補佐

TRIOS 筑波大学研究者総覧 (tsukuba.ac.jp)参照

安芸教授についてさらに詳しく知りたい方は以下のリンクをご覧ください。
TRIOS 筑波大学研究者総覧 (tsukuba.ac.jp)

6. 入試概要

博士前期課程 募集要項 | 筑波大学大学院 募集要項 (tsukuba.ac.jp)から引用


例として、2023年の入試スケジュールを上記に挙げています。

7月実施が推薦入試で8月・1-2月実施が一般入試と社会人特別入試です。

例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。

志樹舎スタッフ

これから一般入試について詳しく解説していきます。

6.1 入試の内容

入試の内容は大きく3つに分かれ、以下の通りです。

入試の内容

  • 外部英語試験スコア票
  • 筆記試験
  • 口述試験


それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

外部英語試験スコア票

外部英語試験スコア票の内容は以下の通りです。

外部英語試験スコア票の内容

  • TOEIC Listening & Reading、TOEFL受験者用スコア票、IELTS Academic Test Report Formのいずれか1つを提出


詳しくは、システム情報工学研究群の募集要項(博士前期課程 募集要項 | 筑波大学大学院 募集要項 (tsukuba.ac.jp))をご覧ください。

筆記試験

筆記試験での内容は以下の通りです。

筆記試験の内容の例

  • 数学 (線形代数、微積分など)
  • 物理学 (電磁気学、熱力学など)


学位プログラムによって、筆記試験がない所もあります。

また、筆記試験の内容もそれぞれの学位プログラムによって異なります。

詳しくは、各学位プログラムの募集要項(博士前期課程 募集要項 | 筑波大学大学院 募集要項 (tsukuba.ac.jp))をご確認下さい。

口述試験

口述試験での内容は以下の通りです。

口述試験の内容の例

  • 各専門に関する事項、現在の研究内容、志望理由、研究計画、基礎学力(数学)などについて試問
  • 現在の研究内容、志望理由及び研究計画のプレゼンテーションの後、関連事項について試問
  • 専門分野及び本人の志望について試問



口述試験も筆記試験と同様に、内容はそれぞれの学位プログラムによって異なります。

筆記試験がない学位プログラムでは、基礎学力について聞かれる傾向にあります。

詳しくは、各学位プログラムの募集要項(博士前期課程 募集要項 | 筑波大学大学院 募集要項 (tsukuba.ac.jp))をご確認下さい。

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7. 最後に

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参考文献

システム情報工学研究群 – システム情報工学研究群は社会基盤を支える情報システム、工学の新たな領域である工学システム、社会を工学の視点からとらえる社会システム、および、これらの3つのシステムが内包するリスクに関する教育と研究を総合的に行っています。 (tsukuba.ac.jp)

日本語版_パンフレイアウト2023_06.indd (tsukuba.ac.jp)