今回は筑波大学人間総合科学学術院大学体育スポーツ高度化共同専攻についてご紹介します。
1. 体育スポーツ高度化共同専攻の特徴
体育スポーツ高度化共同専攻の特徴は以下の通りです。
体育スポーツ高度化共同専攻の特徴
- 鹿屋体育大学との共同
- 複数教員による指導
それでは、詳しくそれぞれの特徴について解説していきます。
1.1 鹿屋体育大学との共同
体育スポーツ高度化共同専攻は、筑波大学と鹿屋体育大学との共同で運営しています。
各大学の専門性・独自性を最大限に活かしながら、遠隔講義システムを利用するなど、カリキュラムが工夫されています。
1.2 複数教員による指導
体育スポーツ高度化共同専攻では、複数教員による論文・研究指導を行います。
主指導教員は1名、副指導教員は2or3名で構成され、副指導教員には必ず両大学の教員が入ります。
複数教員の指導は珍しく、手厚い指導が期待できますね。
2. 求める受験生像
受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。
なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、選抜の意図も把握できるからです。
では、体育スポーツ高度化共同専攻ではどのような能力が求められているのか解説していきます。
2.1 求める受験生像
体育スポーツ高度化共同専攻の求める受験生像は以下の通りです。
求める受験生像
- 大学体育における問題解決のための実践的教育・研究能力獲得に高い意欲がある人
- 一定の水準の学術的研究能力を身につけた人
2.2 教育目標
体育スポーツ高度化共同専攻は、以下のような能力を身につけることを目標に教育を行っています。
教育目標
- 大学体育を先導する専門知識と実技教育能力
- 大学体育における、カリキュラム等の開発・授業能力・指導能力
- 研究結果を教育へと循環させることができる実践的研究能力
- 仮説創設型および仮説検証型研究能力
- スポーツ教育の質保証を先導する高度な指導者に必要な教養
- 高い倫理観および国際感覚
3. カリキュラムの特徴
次に、体育スポーツ高度化共同専攻のカリキュラムについて解説していきます。
3.1 カリキュラムの特徴
体育スポーツ高度化共同専攻のカリキュラムは、以下の4つの科目から成ります。
4つの科目
- 実践的教育能力育成科目
- 実践的研究能力育成科目
- 博士論文研究能力育成科目
- 高度指導者教養育成科目
では、それぞれについて解説していきます。
実践的教育能力育成科目
実践的教育能力育成科目の主な科目は以下の通りです。
実践的教育能力育成科目の主な科目
- 大学体育論
- 大学体育授業演習
- 体育スポーツ実践的指導演習
実践的研究能力育成科目
実践的研究能力育成科目の主な科目は以下の通りです。
実践的研究能力育成科目の主な科目
- 体育スポーツ実践的研究方法論
- 大学体育研究演習
- 体育スポーツ実践的研究演習
- 大学スポーツマネジメント演習
博士論文研究能力育成科目
博士論文研究能力育成科目の主な科目は以下の通りです。
博士論文研究能力育成科目の主な科目
- 博士論文課題演習
高度指導者教養育成科目
高度指導者教養育成科目の主な科目は以下の通りです。
高度指導者教養育成科目の主な科目
- 国際インターンシップ
- コーチングの哲学と倫理
- 最先端スポーツ科学理論
4. 人気教員・研究室pickup!
体育スポーツ高度化共同専攻の教授で、大学体育教育賞などを受賞している木内敦詞教授をpick upしていきます。
4.1 経歴・専門分野
木内教授の専門分野は以下の通りです。
木内教授の専門分野
- 教育学
- 大学体育
- 大学スポーツ
- SoTL
- 高等教育
また、木内教授の経歴は以下の通りです。
木内教授の経歴
- 筑波大学 体育専門学群卒
- 筑波大学大学院 修士課程体育研究科 コーチ学専攻卒
木内教授について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
TRIOS 筑波大学研究者総覧 (tsukuba.ac.jp)
5. 入試概要
例として、2023年の入試スケジュールを上記に挙げています。
例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。
5.1 入試の内容
入試の内容は大きく3つに分かれ、以下の通りです。
入試の内容
- 書類審査
- 口述試験
- 英語
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
書類審査
書類審査の内容は以下の通りです。
主な書類審査の内容
- 個人調書
- 高等教育における体育授業及びスポーツ指導に関する抱負
- 研究計画書
- 主要論文
詳しくは、体育スポーツ高度化共同専攻の募集要項(大学体育スポーツ高度化共同専攻 » フローチャート (tsukuba.ac.jp))をご覧ください。
口述試験
口述試験での内容は以下の通りです。
口述試験の内容
- 志望動機、在学中の活動計画の概略、修了後の進路について諮問
- 研究計画書に基づき、研究課題、研究計画についての発表、質疑応答
英語
英語での内容は以下の通りです。
英語の内容
- TOEIC (L&R) の公式認定証又はTOEFLの受験者用控えスコアにより評価
6. 最後に
志樹舎は、大学院入試に特化したオンライン予備校です。筑波大学人間総合科学学術院大学体育スポーツ高度化共同専攻の対策に対応しています。
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