今回は筑波大学人間総合科学学術院大学国際連携食料健康科学専攻についてご紹介します。

1. 国際連携食料健康科学専攻の特徴

トフルゼミナール|2024国際系大学5大フェア (tofl.jp)から引用


国際連携食料健康科学専攻の特徴は以下の通りです。

国際連携食料健康科学専攻の特徴

  • 国際連携の精力的な活動
  • 共同プログラム

それでは、詳しくそれぞれの特徴について解説していきます。

1.1 国際連携の精力的な活動

筑波大学では、117か国2,552名の留学生が学んでいます(2023年10月時点)。

そのため、多くの英語プログラムを実施し、たくさんの留学生を迎え、教育・研究指導を通じて国際的な支援を行っています。

ダブルディグリープログラム(DDP)も実施しており、筑波大学に在籍しながら海外に留学し、学習する機会も設けています。

1.2 共同プログラム

国際連携食料健康科学専攻は、フランスのボルドー大学および台湾の国立台湾大学と連携し、共同学位プログラムを開設しています。

各国の特徴を生かし、広い視点から食料健康科学について学ぶことができます。

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2. 求める受験生像


受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。

なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、選抜の意図も把握できるからです。

では、国際連携食料健康科学専攻ではどのような能力が求められているのか解説していきます。

2.1 求める受験生像

国際連携食料健康科学専攻の求める受験生像は以下の通りです。

求める受験生像

  • 医科学又は生物資源科学の素養と協働の精神を持つ人
  • 健康と食料に関する課題に対して国境も学問領域も超えて積極的に取り組む人
  • 人類・社会の未来構想に貢献するためのイノベーションを生み出そうとする強い意志を持つ人

GIP-TRIAD | 筑波大学国際連携食料健康科学専攻 | 筑波大学 (tsukuba.ac.jp)参照

2.2 育成像

国際連携食料健康科学専攻の育成像は以下の通りです。

育成像

人類が地球規模で直面する健康の維持・増進や食料の安全供給等の課題に対して、「医食同源」の理念に基づき、食料が健康に及ぼす影響を科学的に理解し、グローバル社会のニーズと研究開発を橋渡しすることのできる専門力と実践力を備えた国際的な高度専門職業人を養成します。

GIP-TRIAD | 筑波大学国際連携食料健康科学専攻 | 筑波大学 (tsukuba.ac.jp)から引用

3. カリキュラムの特徴


次に、カリキュラムについて解説していきます。

3.1 授業科目の特徴

国際連携食料健康科学専攻のカリキュラムは、以下の3つの科目から成ります。

3つの科目

  • 基礎科目 : 食と健康に関する学問的な基礎及びマネジメント等の基礎を養う
  • 専門科目I : 実践的学修を通じて課題発見・解決能力及び高度専門職業人としての資質を養う
  • 専門科目II : 健康と食資源に関する専門性を養う

では、それぞれについて解説していきます。

基礎科目

基礎科目の主な科目は以下の通りです。

基礎科目の主な科目

  • 食料健康科学概論
  • 食料健康科学グループセミナー
  • 就職キャリア支援セミナー
  • 基礎分子栄養学

専門科目I

専門科目Iの主な科目は以下の通りです。

専門科目Iの主な科目

  • 基礎毒性学
  • 食料健康科学研究
  • フィールドと実験室の融合
  • 日本企業インターンシップ

グローバル社会と研究開発を橋渡しすることのできる専門力と実践力を養成するために、フィールド活動やインターンシップなど実践的学修も重視しています。

専門科目II

専門科目Ⅱの主な科目は以下の通りです。

専門科目Ⅱの主な科目

  • がんの生物学
  • 人体病理学・腫瘍学
  • 地球規模課題と国際社会:環境汚染と健康影響
  • 食品安全と健康
  • 栄養・生体制御と主要疾患

3.2 4つのセメスター制

国際連携食料健康科学専攻は、3大学による共同プログラムのメリットを最大限に発揮できるように、4つのセメスター制をとっています。

その4つのセメスターの学習場所は以下の通りです。

4つのセメスター

  • 第1セメスター : 筑波大学
  • 第2セメスター : 国立台湾大学
  • 第3セメスター : ボルドー大学
  • 第4セメスター : 研究のテーマ及び修了後の進路希望等を踏まえて3大学のいずれかを中心に学修

4. 人気教員・研究室pickup!

国際連携食料健康科学専攻の教授で、21世紀発明奨励賞などを受賞している江面浩教授をpick upしていきます。

4.1 経歴・専門分野

江面教授の専門分野は以下の通りです。

江面教授の専門分野

  • 遺伝育種科学
  • 園芸科学
  • 応用分子細胞生物学

TRIOS 筑波大学研究者総覧 (tsukuba.ac.jp)参照


また、江面教授の経歴は以下の通りです。

江面教授の経歴

  • 筑波大学修士(理学) 修了
  • 北海道大学博士(農学) 修了
  • 茨城県農業総合センター生物工学研究所主任
  • イギリス ジョンイネスセンター客員研究員

TRIOS 筑波大学研究者総覧 (tsukuba.ac.jp)参照

江面教授についてさらに詳しく知りたい方は以下のリンクをご覧ください。
TRIOS 筑波大学研究者総覧 (tsukuba.ac.jp)

5. 入試概要

GIP-TRIAD | 筑波大学国際連携食料健康科学専攻 | 筑波大学 (tsukuba.ac.jp)から引用


例として、2024年の入試スケジュールを上記に挙げています。

例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。

5.1 入試の内容

入試の内容は大きく2つに分かれ、以下の通りです。

入試の内容

  • 書類審査
  • 口述試験


それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

書類審査

書類審査の内容は以下の通りです。

主な書類審査の内容

  • 小論文 (志望動機、研究計画について)
  • 卒業(見込)証明書及び成績証明書
  • 英語能力を証明する書類 (TOEFL iBT, TOEIC, IELTS)


なお、英語能力を証明する書類については、すべての授業及び研究指導を英語により実施するため以下の点数以上が出願条件になります。

出願条件

  • TOEFL iBT: 61点以上
  • TOEIC: 600点以上
  • IELTS: 5.0点以上

上記のいずれかを提出する必要があります


詳しくは、国際連携食料健康科学専攻の募集要項(application_requirements_231019.pdf (tsukuba.ac.jp))をご覧ください。

口述試験

口述試験での内容は以下の通りです。

口述試験の内容

  • グループディスカッション (食と健康に関する地球規模課題についての討議)
  • プレゼンテーション・質疑応答 (志望動機、研究計画についての発表、国際連携食料健康科学専攻で求められる基礎知識についての質疑)
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6. 最後に

志樹舎は、大学院入試に特化したオンライン予備校です。筑波大学人間総合科学学術院大学国際連携食料健康科学専攻の対策に対応しています。

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参考文献

GIP-TRIAD | 筑波大学国際連携食料健康科学専攻 | 筑波大学 (tsukuba.ac.jp)