今回は東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻についてご紹介します。

1. 人文社会系研究科社会文化研究専攻の特徴

東京大学大学院人文社会系研究科・文学部 社会学研究室 |から引用

人文社会系研究科社会文化研究専攻の特徴は以下の通りです。

人文社会系研究科社会文化研究専攻の特徴

  • 人間同士から生じる現象を研究
  • 国際性豊か

それでは、それぞれの特徴について解説していきます。

1.1 人間同士から生じる現象を研究

社会文化研究専攻は、人間と人間の相互作用から生じる現象を研究対象とし、調査、実験、資料分析などの方法に裏付けられた考究を行います。

多様な人間と社会の問題の発見と解決に取り組み、広い視野と高い志をもって人類文化の発展に寄与する人材を養成することを教育・研究の目的としています。

1.2 国際性豊か

人文社会系研究科は、留学生を多様な形で受け入れており、国際性が豊かです。

また、国際交流室があったり、様々な行事で交流する場が多く提供されています。

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2. 求める受験生像

受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。

なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、選抜の意図も把握できるからです。

では、人文社会系研究科ではどのような能力が求められているのか解説していきます。

2.1 求める受験生像

人文社会系研究科の求める受験生像は以下の通りです。

求める受験生像

  • 本研究科は、思想、歴史、言語、社会にかかわる諸問題について、独創的な観点から論理性を備えた議論を展開し、それぞれの関心に沿って、高度な言語能力を身につけ、実証性に裏打ちされた、堅実な研究を遂行することのできる学生を求める。

人文社会系研究科について │ 東京大学文学部・大学院人文社会系研究科 (u-tokyo.ac.jp)から引用

3. コースの特徴

次に、コースについて解説していきます。

3.1 コースの特徴

社会文化研究専攻には、以下のように2つのコースがあります。

2つのコース

  • 社会学
  • 社会心理学


それぞれについて解説していきます。

社会学

社会学は現代の社会と文化に対する関心から始まり、対象や方法も多様です。

専任教員7名の研究テーマは、福祉、ジェンダー、家族、社会問題など幅広いです。

社会心理学

社会心理学は、人々の行動とその背後にある心的過程や社会文化的な基盤の相互関係を研究する実証科学です。

対象は、対人的行動や集団行動、文化・歴史的影響など幅広く、現代社会問題の解明にも応用されています。

4. 修了後のキャリア

次は修了生の就職先について解説します。

4.1 修了生の就職先

人文社会系研究科の修了生の主な就職先は以下の通りです。

人文社会系研究科の修了生の主な就職先とその例

  • 情報・通信 : NTTデータ、楽天、Amazon Japan、GMOインターネットグループ、Google Japan
  • 金融・保険・証券 : みずほフィナンシャルグループ、みずほ証券、日本生命保険、三菱UFJ銀行、日本政策投資銀行
  • サービス : 日本基幹産業労働組合連合会、RIZAPグループ、リクルート
  • コンサルタント : EY ストラテジー&コンサルティング、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、大和総研

名称未設定-1 (u-tokyo.ac.jp)参照

志樹舎スタッフ

中でも情報・通信、金融・保険・証券に就職する人が多いです。

5. 人気教員・研究室pickup!

社会文化研究専攻の教授で、「大学4年間の社会学が10時間で学べる」(角川文庫) の著書である出口 剛司教授をpick upしていきます。

5.1 経歴・専門分野

出口教授の専門分野は以下の通りです。

出口教授の専門分野

  • 社会学理論
  • 社会学史


また、出口教授の経歴は以下の通りです。

出口教授の経歴

  • 一橋大学社会学部卒業
  • 東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻 修士課程修了
  • 立命館大学産業社会学部助教授
  • フランクフルト大学社会研究所客員研究員
  • 明治大学情報コミュニケーション学部准教授

出口教授について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

出口 剛司(でぐち たけし)教授 | 東京大学大学院人文社会系研究科・文学部 社会学研究室

志樹舎スタッフ

今回ご紹介した出口教授の他にも社会文化研究専攻には多くの人気教員が所属しています。
ぜひ、チェックしてみてください。

6. 入試概要

000009646.pdf (u-tokyo.ac.jp)から引用


例として、2024年の入試スケジュールを上記に挙げています。

例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。

6.1 入試の内容

入試の内容は大きく3つに分かれ、以下の通りです。

入試の内容

  • 提出書類
  • 筆記試験
  • 口述試験


それでは、それぞれ解説していきます。

提出書類

主な提出書類の内容は以下の通りです。

主な提出書類の内容

  • 成績証明書
  • 卒業証明書
  • 研究計画書
  • 卒業論文もしくはそれに代わる論文


詳しくは、人文社会系研究科の募集要項(000009646.pdf (u-tokyo.ac.jp))をご覧ください。

筆記試験

筆記試験の内容は以下の通りです。

筆記試験の内容

  • 外国語試験 : 英語など
  • 専門科目試験 : それぞれのコースの専門科目について


詳しくは、人文社会系研究科の募集要項(000009646.pdf (u-tokyo.ac.jp))をご覧ください。

口述試験

口述試験の情報は以下の通りです。

口述試験の情報

  • 筆記試験の合格者に対して行う
  • 主として専門科目について行い、卒業論文もしくはそれに代わる論文の審査も重視される
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7. 最後に

志樹舎は、大学院入試に特化したオンライン予備校です。東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻の対策に対応しています。

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参考文献

ようこそ! 文学部のホームページへ - 東京大学文学部・大学院人文社会系研究科 (u-tokyo.ac.jp)