今回は早稲田大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院)についてご紹介します。

1. 教職大学院の特徴

早稲田大学 大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院) (waseda.jp)から引用


教職大学院の特徴は以下の通りです。

教職大学院の特徴

  • 小学校、中学校、高等学校に対応
  • 現職教員を対象とする1年制コースを設置

それでは、詳しくそれぞれの特徴について解説していきます。

1.1 小学校、中学校、高等学校に対応

教職大学院では、小学校、中学校、高等学校の教員をめざす学生や、現職教員の学生を受け入れています。

それにより、自分の校種以外の学校の教育の現状や、学校種・学校間での連携についても学ぶことができます。

広い視野と社会的連携能力を身につけることができます。

1.2 現職教員を対象とする1年制コースを設置

現職教員が2年間教育現場を離れることが難しいことを配慮し、1年生コースを設置しています。

同コースへの入学は、実習科目2科目の単位認定(実習免除)が前提となります。

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2. 求める受験生像


受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求められるのかを知ることは重要です。

なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、問題の出題の意図も把握できるからです。

では、教職大学院ではどのような能力が求められているのか解説していきます。

2.1 求める受験生像

教職大学院の求める受験生像は以下の通りです。

求める受験生像

  • 一定の高い基礎学力を持つ学生
  • 理念である進取の精神に富む学生
  • 勉学意欲の高い学生
志樹舎スタッフ

これらのことを入試で問われると考えられますね。

2.2 養成する人材像

養成する人材像

  • 学部新卒者 ⇒ 新しい学校づくりの有力な一員となる新人教員
  • 現職教員 ⇒ スクールリーダー
  • 教職経験があり、再度教職を目指す人 ⇒ 有力な新人教員、スクールリーダー

3. カリキュラムの特徴


次に、カリキュラムについて解説していきます。

カリキュラムは主に以下の3つに分かれています。

3つのメイン科目

  • 基本科目
  • 分野別選択科目
  • 学校における実習

では、分野別選択科目と学校における実習について詳しく解説していきます。

3.1 分野別選択科目

分野別選択科目は、得意分野の学習を発展させることをねらいとしています。

基本科目を補完し、個々の学生がさらに深く探求することで教育専門職としての力量形成できるようにします。

さまざまな教職キャリアを背景とする学生の学問的・実践的関心と教職に不可欠な領域の学修を考慮して、4分野27科目を設置しています。

3.2 学校における実習

学校における実習は以下の3種類です。

実習の種類

  • 授業力、教師力の総合的な実習
  • インターンシップの形式で特定の課題についての実習
  • 各自の教師力形成の課題を追究する実習
志樹舎スタッフ

3種類もの実習を受けると、たくさんのことを学ぶことができそうですね。


4. 修了後のキャリア

次に、修了後のキャリアについて紹介していきます。

下の表は、2017年度以降に修了した学生の状況です。

進学・就職実績 – 早稲田大学 大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院) (waseda.jp)から引用

志樹舎スタッフ

教職大学院の教員就職率は非常に高く、その多くは中学校、高等学校に就職しています。

5. 人気教員・研究室pickup!

教職大学院の教授で、メディア出演多数の田中博之教授をpick upしていきます。

5.1 経歴・専門分野

田中教授の研究分野は以下の通りです。

田中教授の研究分野

  • 教育学
  • 授業開発
  • 学級経営
  • アクティブ・ラーニング
  • AIの教育利用


また、田中教授の経歴は以下の通りです。

田中教授の経歴

  • 大阪大学人間科学部卒業
  • ロンドン大学キングズカレッジ教育研究センター客員研究員
  • 大阪教育大学教授

田中博之 (教育学者) - Wikipedia参照

志樹舎スタッフ

メディアに多数出演している教授に指導してもらえるなんてすごいですね。

6. 入試概要

74e1e13374d4a1f8516c52601d6df7c0.pdf (waseda.jp)から引用


例として、2024年度入学の入試スケジュールを上記に挙げています。

例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。

6.1 入試の内容

入試の内容は大きく2つに分かれ、以下の通りです。

入試の内容

  • 第1次試験:筆記試験
  • 第2次試験:面接試験


それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

第1次試験:筆記試験、小論文

筆記試験、小論文の内容は以下の通りです。

筆記試験、小論文の内容

  • 筆記試験 : 教職教養に関する試験
  • 小論文: 教育実践研究に関する小論文


詳しくは、教職大学院の募集要項(74e1e13374d4a1f8516c52601d6df7c0.pdf (waseda.jp))をご覧ください。

第2次試験:面接試験

面接試験の内容

  • 面接の内容に関する情報は少なく、対策が困難
  • 面接は早稲田大学大学院の現役教員が担当
志樹舎スタッフ

求める受験生像をしっかり確認し、教職に関する理解を深める必要があります。

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7. 最後に

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参考文献
早稲田大学 大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院) (waseda.jp)