今回は東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻についてご紹介します。
1. 人文社会系研究科基礎文化研究専攻の特徴
人文社会系研究科基礎文化研究専攻の特徴は以下の通りです。
人文社会系研究科基礎文化研究専攻の特徴
- 文化的活動の基礎にある人間の理解
- 国際性豊か
それでは、それぞれの特徴について解説していきます。
1.1 文化的活動の基礎にある人間の理解
基礎文化研究専攻は、あらゆる文化的活動の基礎にある人間の思考および言語・表現などについての根源的な理解を目指して教育・研究を行います。
それらの教育・研究を通じて、深い人間知を身につけ、人類普遍の価値の実現に寄与する人材を養成することを教育研究の目的としています。
1.2 国際性豊か
人文社会系研究科は、留学生を多様な形で受け入れており、国際性が豊かです。
また、国際交流室があったり、様々な行事で交流する場が多く提供されています。
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受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。
なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、選抜の意図も把握できるからです。
では、人文社会系研究科ではどのような能力が求められているのか解説していきます。
2.1 求める受験生像
人文社会系研究科の求める受験生像は以下の通りです。
求める受験生像
- 本研究科は、思想、歴史、言語、社会にかかわる諸問題について、独創的な観点から論理性を備えた議論を展開し、それぞれの関心に沿って、高度な言語能力を身につけ、実証性に裏打ちされた、堅実な研究を遂行することのできる学生を求める。
3. コースの特徴
次に、コースについて解説していきます。
3.1 コースの特徴
基礎文化研究専攻には、以下のように4つのコースがあります。
4つのコースと内容
- 言語基礎応用 : 言語学
- 形象文化 : 考古学、美術史学、東アジア美術史学
- 思想文化 : 哲学、倫理学、宗教学宗教史学、美学芸術学、死生学応用倫理
- 心理学 : 心理学
4. 修了後のキャリア
次は修了生の就職先について解説します。
4.1 修了生の就職先
人文社会系研究科の修了生の主な就職先は以下の通りです。
人文社会系研究科の修了生の主な就職先とその例
- 情報・通信 : NTTデータ、楽天、Amazon Japan、GMOインターネットグループ、Google Japan
- 金融・保険・証券 : みずほフィナンシャルグループ、みずほ証券、日本生命保険、三菱UFJ銀行、日本政策投資銀行
- サービス : 日本基幹産業労働組合連合会、RIZAPグループ、リクルート
- コンサルタント : EY ストラテジー&コンサルティング、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、大和総研
中でも情報・通信、金融・保険・証券に就職する人が多いです。
5. 人気教員・研究室pickup!
基礎文化研究専攻の教授で、日本学術振興会賞などを受賞している村上 郁也教授をpick upしていきます。
5.1 経歴・専門分野
村上教授の専門分野は以下の通りです。
村上教授の専門分野
- ライフサイエンス
- 神経科学一般
- 人文・社会
- 実験心理学
また、村上教授の経歴は以下の通りです。
村上教授の経歴
- 東京大学文学部心理学専修修士課程修了
- 東京大学文学部心理学専修博士課程修了
- NTT コミュニケーション科学基礎研究所所属
村上教授に関して詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
村上 郁也 (Ikuya Murakami) - マイポータル - researchmap
今回ご紹介した村上教授の他にも基礎文化研究専攻には多くの人気教員が所属しています。
ぜひ、チェックしてみてください。
6. 入試概要
例として、2024年の入試スケジュールを上記に挙げています。
例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。
6.1 入試の内容
入試の内容は大きく3つに分かれ、以下の通りです。
入試の内容
- 提出書類
- 筆記試験
- 口述試験
それでは、それぞれ解説していきます。
提出書類
主な提出書類の内容は以下の通りです。
主な提出書類の内容
- 成績証明書
- 卒業証明書
- 研究計画書
- 卒業論文もしくはそれに代わる論文
詳しくは、人文社会系研究科の募集要項(000009646.pdf (u-tokyo.ac.jp))をご覧ください。
筆記試験
筆記試験の内容は以下の通りです。
筆記試験の内容
- 外国語試験 : 英語など
- 専門科目試験 : それぞれのコースの専門科目について
詳しくは、人文社会系研究科の募集要項(000009646.pdf (u-tokyo.ac.jp))をご覧ください。
口述試験
口述試験の情報は以下の通りです。
口述試験の情報
- 筆記試験の合格者に対して行う
- 主として専門科目について行い、卒業論文もしくはそれに代わる論文の審査も重視される
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7. 最後に
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