今回は東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻についてご紹介します。

1. 人文社会系研究科文化資源学研究専攻の特徴

ギャラリー|東京大学大学院人文社会系研究科 文化資源学研究室から引用

人文社会系研究科文化資源学研究専攻の特徴は以下の通りです。

人文社会系研究科文化資源学研究専攻の特徴

  • 文化資料の発掘から活用まで
  • 社会人学生の受け入れが積極的

それでは、それぞれの特徴について解説していきます。

1.1 文化資料の発掘から活用まで

文化資源学研究専攻は、文化資料を研究や活動に役立てるために、関係機関と協力しながら、資料の発見、評価、整理、保存、公開を行います。

さらに、文化資源の発展を促進し、高度な専門家を育てることを教育・研究目的としています。

1.2 社会人学生の受け入れが積極的

文化資源学研究専攻は、研究成果の社会への還元を大きな目標に掲げています。

そのため、働きながら学ぶ社会人学生を積極的に受け入れています。

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2. 求める受験生像

受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。

なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、選抜の意図も把握できるからです。

では、人文社会系研究科ではどのような能力が求められているのか解説していきます。

2.1 求める受験生像

人文社会系研究科の求める受験生像は以下の通りです。

求める受験生像

  • 本研究科は、思想、歴史、言語、社会にかかわる諸問題について、独創的な観点から論理性を備えた議論を展開し、それぞれの関心に沿って、高度な言語能力を身につけ、実証性に裏打ちされた、堅実な研究を遂行することのできる学生を求める。

人文社会系研究科について │ 東京大学文学部・大学院人文社会系研究科 (u-tokyo.ac.jp)から引用

3. コースの特徴

次に、コースについて解説していきます。

3.1 コースの特徴

文化資源学研究専攻には、以下のように2つのコースがあります。

2つのコース

  • 文化資源学
  • 文化経営学


それぞれについて解説していきます。

文化資源学

文化資源学は、既存の学問体系にとらわれず、資料群の中から新しい情報を引き出し、社会に役立てることを目指します。

具体的には、史料館や博物館など様々な文化機関の過去・現在・未来を考察します。

文化経営学

文化経営学は、文化資源学研究室の一部として、文化的資源の管理や活用を学ぶ分野です。

文化的資源を戦略的に管理し、文化産業の発展や文化イベントの企画運営に焦点を当てることが特徴です。



4. 修了後のキャリア

次は修了生の就職先について解説します。

4.1 修了生の就職先

人文社会系研究科の修了生の主な就職先は以下の通りです。

人文社会系研究科の修了生の主な就職先とその例

  • 情報・通信 : NTTデータ、楽天、Amazon Japan、GMOインターネットグループ、Google Japan
  • 金融・保険・証券 : みずほフィナンシャルグループ、みずほ証券、日本生命保険、三菱UFJ銀行、日本政策投資銀行
  • サービス : 日本基幹産業労働組合連合会、RIZAPグループ、リクルート
  • コンサルタント : EY ストラテジー&コンサルティング、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、大和総研

名称未設定-1 (u-tokyo.ac.jp)参照

志樹舎スタッフ

中でも情報・通信、金融・保険・証券に就職する人が多いです。

5. 人気教員・研究室pickup!

文化資源学研究専攻の教授で、東急財団の理事でもある小林真理教授をpick upしていきます。

5.1 経歴・専門分野

小林教授の専門分野は以下の通りです。

小林教授の専門分野

  • 文化政策
  • 文化行政
  • 文化経営

小林 真理 | 東京大学参照


また、小林教授の経歴は以下の通りです。

小林教授の経歴

  • 早稲田大学教育学部卒業
  • 早稲田大学大学院政治学研究科政治学専攻修士課程修了
  • 昭和音楽大学音楽学部助手
  • 静岡文化芸術大学文化政策学部専任講師

小林真理 (文化経営学者) - Wikipedia参照

小林教授について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

小林 真理 | 東京大学

志樹舎スタッフ

今回ご紹介した小林教授の他にも文化資源学研究専攻には多くの人気教員が所属しています。
ぜひ、チェックしてみてください。

6. 入試概要

000009646.pdf (u-tokyo.ac.jp)から引用


例として、2024年の入試スケジュールを上記に挙げています。

例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。

6.1 入試の内容

入試の内容は大きく3つに分かれ、以下の通りです。

入試の内容

  • 提出書類
  • 筆記試験
  • 口述試験


それでは、それぞれ解説していきます。

提出書類

主な提出書類の内容は以下の通りです。

主な提出書類の内容

  • 成績証明書
  • 卒業証明書
  • 研究計画書
  • 卒業論文もしくはそれに代わる論文


詳しくは、人文社会系研究科の募集要項(000009646.pdf (u-tokyo.ac.jp))をご覧ください。

筆記試験

筆記試験の内容は以下の通りです。

筆記試験の内容

  • 外国語試験 : 英語など
  • 専門科目試験 : それぞれのコースの専門科目について


詳しくは、人文社会系研究科の募集要項(000009646.pdf (u-tokyo.ac.jp))をご覧ください。

口述試験

口述試験の情報は以下の通りです。

口述試験の情報

  • 筆記試験の合格者に対して行う
  • 主として専門科目について行い、卒業論文もしくはそれに代わる論文の審査も重視される
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7. 最後に

志樹舎は、大学院入試に特化したオンライン予備校です。東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻の対策に対応しています。

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参考文献

ようこそ! 文学部のホームページへ - 東京大学文学部・大学院人文社会系研究科 (u-tokyo.ac.jp)