今回は横浜国立大学大学院国際社会科学府国際経済法学専攻についてご紹介します。
1. 国際経済法学専攻の特徴
国際経済法学専攻の特徴は以下の通りです。
国際経済法学専攻の特徴
- 豊かな国際性
- 高度な実践性
それでは、詳しくそれぞれの特徴について解説していきます。
1.1 豊かな国際性
英語の授業や海外でのフィールドワークなど、国際的な活動がたくさんあります。
海外からの留学生も多く、それぞれの母国について議論するなど、多文化教育・交流が日常的に行われています。
様々な文化や価値観に触れる機会が多く、授業や学生生活を通じて自然に国際的な視野が広がる環境です。
1.2 高度な実践性
国際経済法学専攻は、一貫して実社会での実践力を重視しています。
実務家を含む教員陣による対話型の授業や、充実したカリキュラム、少人数制を通じて、実社会で役立つ高品質な教育を提供しています。
現実社会の課題の本質を理解し、時代や状況に適した柔軟で創造的な問題解決能力を身につけることができます。
2. 求める受験生像
受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。
なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、選抜の意図も把握できるからです。
では、国際経済法学専攻ではどのような能力が求められているのか解説していきます。
2.1 求める受験生像
国際経済法学専攻の求める受験生像は以下の通りです。
求める受験生像
ynu_initiative_g_2.pdfから引用
- 経済学、経営学、法律などに精通した高度専門職業人を目指す人
- 経済学、経営学、法律などの研究領域において社会科学的な知見を獲得したい人
- 幅広い専門知識を持つジェネラリスト、さらに特定分野の専門性を持つスペシャリストという2つの能力をあわせて習得したい人
2.2 育成像
国際経済法学専攻の育成像は以下の通りです。
育成像
本専攻では、融合的で実践的な教育により、高度な知識の修得と深い思考力を養い、省庁・自治体の政策立案担当者や国際機関の職員、国内外の企業戦略に不可欠なグローバル人材など、社会に求められるプロフェッショナルを育成します。
概要 - 専攻紹介 - 横浜国立大学 大学院・国際社会科学府 国際経済法学専攻 (ynu.ac.jp)から引用
3. カリキュラムの特徴
次に、カリキュラムについて解説していきます。
3.1 カリキュラムの特徴
国際経済法学専攻のカリキュラムは大きく3つに分かれ、以下の通りです。
3つの授業科目
- 選択科目
- 演習
- 特別講義
それでは、それぞれについて解説していきます。
選択科目
選択科目は、演習科目を除く国際経済法学専攻におけるすべての授業科目のことです。
選択科目の例を以下に示しています。
選択科目例
- 政治学原論
- 国際法特論
- 知的財産法研究Ⅰ
- 国際政治学研究
詳しくは以下の記事をご覧ください。
博士課程前期 開講科目一覧 - カリキュラム - 横浜国立大学 大学院・国際社会科学府 国際経済法学専攻 (ynu.ac.jp)
演習
演習では、履修指導や修士論文作成のための研究指導を行います。
原則として1人の教員の研究指導を受けますが、研究テーマによっては、複数の教員の研究指導を受けることもできます。
特別講義
特別講義とは、上記の選択科目以外の以下の科目です。
特別講義の3科目
- 教育研究上の必要から、基礎的又は応用的知識の補充のために年度ごとに開講される科目
- 英語によるコミュニケーション科目
- 実践的科目
詳しくは以下の記事をご覧ください。
博士課程前期 開講科目一覧 - カリキュラム - 横浜国立大学 大学院・国際社会科学府 国際経済法学専攻 (ynu.ac.jp)
4. 修了後のキャリア
次は修了生の就職先について解説します。
4.1 修了生の就職先
修了生の主な就職先は以下の通りです。
修了生の主な就職先
- 企業 (製造業・情報通信など)の法務部門
- 国や自治体などの行政職、教育職
- アジアやアフリカを中心とする開発協力の現場
5. OB紹介
国際経済法学専攻のOBであり、社会で活躍されている早矢仕健太さんを紹介していきます。
5.1 経歴
早矢仕さんの経歴は以下の通りです。
早矢仕さんの経歴
横浜国立大学国際社会科学府国際経済法学租税法専攻修了
金融機関職員(農林中央金庫)
博士課程前期 - 修了生メッセージ - キャリア - 横浜国立大学 大学院・国際社会科学府 国際経済法学専攻 (ynu.ac.jp)から引用
5.2 国際経済法学専攻で学んだこと
早矢仕さんが語った国際経済法学専攻で学んだことは以下の通りです。
国際経済法学専攻で学んだこと
- 実務と密接に関わる租税法
- 理論のみに捉われない幅広い知見
- 大量の情報を収集し、取捨選択する能力
早矢仕さんについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
博士課程前期 - 修了生メッセージ - キャリア - 横浜国立大学 大学院・国際社会科学府 国際経済法学専攻 (ynu.ac.jp)
6. 人気教員・研究室pickup!
国際経済法学専攻の教授で、神奈川県弁護士会市民会議議長であった椛島洋美教授をpick upしていきます。
6.1 経歴・専門分野
椛島教授の専門分野は以下の通りです。
椛島教授の専門分野
- 政治学
- 国際関係論
また、椛島教授の経歴は以下の通りです。
椛島教授の経歴
- 九州大学 法学部 卒業
- 九州大学 法学研究科 政治学 修了
- Monash University 研究員
- East West Center 研究員
椛島教授が担当する科目は以下のリンクをご覧ください。
椛島洋美 - 教員紹介 - 横浜国立大学 大学院・国際社会科学府 国際経済法学専攻 (ynu.ac.jp)
7. 入試概要
例として、2023年の入試スケジュールを上記に挙げています。
例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。
今回は一般試験について解説していきます。
7.1 入試の内容
入試の内容は大きく3つに分かれ、以下の通りです。
入試の内容
- 提出書類
- 筆記試験
- 口述試験
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
提出書類
提出書類の内容は以下の通りです。
主な提出書類の内容
- 研究計画書
- 成績証明書
- TOEFL、TOEICまたはIELTS の成績証明書
詳しくは、国際経済法学専攻の募集要項(2024_req_m_01.pdf (ynu.ac.jp))をご覧ください。
筆記試験
筆記試験での内容は以下の通りです。
筆記試験の内容
- 憲法、行政法、刑法、租税法、経済法、政治学、国際行政法などから2つ科目を選択
詳しくは、国際経済法学専攻の募集要項(2024_req_m_01.pdf (ynu.ac.jp))をご覧ください。
口述試験
口述試験での内容は以下の通りです。
口述試験の内容
- 口述試験は横浜国立大学大学院の現役教員が担当
- 口述試験の内容に関する情報は少なく、対策が困難
対策が困難なため、大学院入試に特化した個人指導塾「志樹舎」での受講が効果的です。
8. 最後に
志樹舎は、大学院入試に特化したオンライン予備校です。横浜国立大学大学院国際社会科学府国際経済法学専攻の対策に対応しています。
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参考文献