今回は横浜国立大学大学院教育学研究科教育支援専攻についてご紹介します。
1. 横浜国立大学大学院教育支援専攻の特徴
横浜国立大学大学院教育支援専攻の特徴は以下の通りです。
横浜国立大学大学院教育支援専攻の特徴
- 多様性
- 少人数での丁寧な指導
それでは、詳しくそれぞれの特徴について解説していきます。
1.1 多様性
横浜国立大学は、横浜という立地条件から、様々なタイプ・能力・興味を持った学生が集まります。
その多様性を活かしつつ、教育に携わりたいという学生一人ひとりのニーズに応え、個性的ですぐれた教師、教育者を育成しています。
1.2 少人数での丁寧な指導
教育支援専攻は、少人数制で丁寧な指導を行っています。
そのため、きめ細かい修士論文の指導などを受けることができます。
2. 求める受験生像
受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。
なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、選抜の意図も把握できるからです。
では、教育支援専攻ではどのような能力が求められているのか解説していきます。
2.1 求める受験生像
教育支援専攻の求める受験生像は以下の通りです。
求める受験生像
地域や学校等との連携の中で、理論的・実践的な経験を生かして、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校などの現場で教育研究の強力な推進者として貢献していこうとする人
アドミッションポリシー | 横浜国立大学 教育学研究科 教育支援専攻 (ynu.ac.jp)から引用
3. コースの特徴
次に、教育支援専攻のコースについて解説していきます。
教育支援専攻には、心理支援コ ースと日本語教育コースの2つのコースがあり、それぞれについて解説していきます。
3.1 心理支援コ ース
心理支援コ ースの育成像は以下の通りです。
育成像
心理支援コースでは、多様なニーズをもつ子どもへの適切な対応や保護者・地域の問題解決を図っていくために、高度な実践性と専門性を備えた人材を養成する。そのために、公認心理師の受験資格を得ることのできる教育課程を編成する。また、学校心理士資格にも対応したカリキュラムを提供し、学校や教育相談に関する科目を充実させることで、教員としての知識・技能を兼ね備えた心の専門家、子どもの心の発達や問題について深く学び、学校における子どもや保護者に対する支援の中核になり得る教員の育成・輩出も目指す。
教育支援専攻の設置目的 | 横浜国立大学 教育学研究科 教育支援専攻 (ynu.ac.jp)から引用
また、心理支援コースの特徴は以下の通りです。
心理支援コ ースの特徴
- 公認心理師の受験資格を得ることのできる教育課程を編成
- 医療、教育、福祉の3領域での実習体制
- 多様な現場において、心理・発達検査や心理的支援、心理アセスメントの実践を学び、実践的な指導を受ける
3.2 日本語教育コース
日本語教育コースの育成像は以下の通りです。
育成像
日本語教育コースでは、日本語教育の専門的知識、学術的知見、理論を学びつつ、自身の研究課題を継続的に追究し、かつその成果を踏まえ、国内外の教育機関において高度な実践力を発揮できる能力、実践的な日本語教育能力に必要な広い知識・能力を獲得し、日本語教師の質の向上に貢献できる教師教育のできる能力、異文化間教育、多文化共生に関する理論的知識を獲得し、グローバルに活躍できる能力を身に付けた人材を養成する。
教育支援専攻の設置目的 | 横浜国立大学 教育学研究科 教育支援専攻 (ynu.ac.jp)から引用
また、日本語教育コースの特徴は以下の通りです。
日本語教育コースの特徴
- 日本語教育の専門的知識、学術的知見(日本語学、音声学、第二言語習得など)、理論を学ぶ
- インターンの科目により、現場での学習や調査を進めることもできる
- 在学中に研究成果を学会や研究会で発表するよう指導
4. 修了後の進路
心理支援コースと日本語教育コースのそれぞれの修了生の進路について解説していきます。
4.1 心理支援コースの進路
心理支援コースの主な修了後の進路は以下の通りです。
心理支援コースの主な修了後の進路
- メンタルクリニック
- 単科・総合病院内心理職などの医療領域
- 教育相談センターやスクールカウンセラー等の教育領域
- 少年鑑別所等の司法領域
- 児童養護施設等の福祉領域、小・中・高等学校
4.2 日本語教育コースの進路
日本語教育コースの主な修了後の進路は以下の通りです。
日本語教育コースの主な修了後の進路
- 国内小中学校教員・日本語指導員
- 地域日本語教育コーディネーター
- 国内日本語学校教員
- 国内外の大学教員
- 国際交流基金等の海外派遣員
5. 人気教員・研究室pickup!
教育支援専攻の教授で、たくさんの本を出版している有元典文教授をpick upしていきます。
5.1 経歴・専門分野
有元教授の専門分野は以下の通りです。
有元教授の専門分野
- 人文・社会
- 教育心理学
また、有元教授の経歴は以下の通りです。
有元教授の経歴
- 東京外国語大学 外国語学部 インド・パーキスタン語学科ウルドゥ語専攻 卒業
- 横浜国立大学 教育学研究科 学校教育心理 修士課程(博士前期課程) 修了
- 東京工業大学 総合理工学研究科 システム科学 博士課程 修了
有元教授についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
研究者詳細 - 有元 典文 (ynu.ac.jp)
6. 入試概要
例として、2023年の入試スケジュールを上記に挙げています。
例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。
6.1 入試の内容
入試の内容は大きく3つに分かれ、以下の通りです。
入試の内容
- 提出書類
- 専門科目試験
- 口述試験
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
提出書類
提出書類の内容は以下の通りです。
主な提出書類の内容
- 大学院における研究計画書 (2000文字程度)
- 卒業(見込)証明書
- 成績証明書
詳しくは、教育支援専攻の募集要項(令和6年度教育支援専攻学生募集要項(訂正版).pdf (ynu.ac.jp))をご覧ください。
専門科目試験
心理支援コ ー スと日本語教育コース、それぞれの専門科目試験の内容は以下の通りです。
専門科目試験の内容 (心理支援コ ー ス)
- 【必須問題】
- 問1:英語の文章読解力を問う問題
- 問2:基本的な用語の知識を問う問題。教育心理学、臨床心理学、心理学研究法の領域に関する語句説明問題に解答する。
- 【選択問題】
- 問3:基本的な知識を問う問題。教育心理学、臨床心理学、心理学研究法の領域に関する問題の中から2問を選択して解答する。
専門科目試験の内容 (日本語教育コース)
- 英語問題を含む、日本語教育に関する記述問題
詳しくは、教育支援専攻の募集要項(令和6年度教育支援専攻学生募集要項(訂正版).pdf (ynu.ac.jp))をご覧ください。
口述試験
口述試験での内容は以下の通りです。
口述試験の内容
- 口述試験は横浜国立大学大学院の現役教員が担当
- 口述試験の内容に関する情報は少なく、対策が困難
対策が困難なため、大学院入試に特化した個人指導塾「志樹舎」での受講が効果的です。
7. 最後に
志樹舎は、大学院入試に特化したオンライン予備校です。横浜国立大学大学院教育学研究科教育支援専攻の対策に対応しています。
出願書類作成、面接演習をはじめ、具体的な入試対策でお悩みの方は、今すぐ無料相談にお申込みください。
参考文献
横浜国立大学 教育学研究科 教育支援専攻 | 横浜国立大学 教育学研究科 教育支援専攻のページです。 (ynu.ac.jp)
関連記事