今回は筑波大学人文社会ビジネス科学学術院ビジネス科学研究群についてご紹介します。
1. 筑波大学ビジネス科学研究群の特徴
筑波大学ビジネス科学研究群の特徴は以下の通りです。
筑波大学ビジネス科学研究群の特徴
- 海外との交流・留学生の受け入れが活発
- 少人数教育+研究指導
それでは、詳しくそれぞれの特徴について解説していきます。
1.1 海外との交流・留学生の受け入れが活発
筑波大学では多くの国から留学生を広く受け入れ、学士課程を含めて約2,300名(全学生に占める留学生比率は約14%)が学んでいます。
そのため、留学生とも活発な交流を行いながら活動を進めることができます。
1.2 少人数教育+研究指導
少人数教育のため、3名の教員による研究指導を受けることができます。
また、オーダーメイドの履修計画作成のサポートもあります。
2. 求める受験生像
受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。
なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、問題の出題の意図も把握できるからです。
では、ビジネス科学研究群ではどのような能力が求められているのか解説していきます。
2.1 求める受験生像
ビジネス科学研究群の求める受験生像は以下の通りです。
求める受験生像
- 必要な基礎学力がある人
- 探究心旺盛な人
- 積極性・主体性に富む人
2.2 育成像
ビジネス科学研究群の求める育成像は以下の通りです。
求める育成像
経営学学位プログラム(博士前期課程)では、実践的な知識や経験を先端的な理論で体系化することにより理論と実践が融合した教育・研究を行い、新たな視点でビジネス上の課題を解決できる人材の育成を目指しています。
経営学学位プログラム(博士前期課程) | 筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学学術院ビジネス科学研究群 (tsukuba.ac.jp)から引用
3. プログラムの特徴
次に、ビジネス科学研究群のプログラムである経営学学位プログラムについて解説していきます。
3.1 研究領域
経営学学位プログラムは、経営戦略などの経営学上の中心的な領域を教育します。
さらに、知識工学等の情報領域といったビジネスのマネジメントに関連する幅広い研究領域もカバーしています。
3.2 研究指導
研究指導は、教員組織に属する各領域において先端の研究を行っている教員が行います。
学生と教員が協力し、実践的な知識と学問的な専門知識を組み合わせることで、ビジネスの課題を見つけ、解決するスキルを身につけられます。
4. 修了後のキャリア
次は、修了後のキャリアについて解説していきたいと思います。
4.1 修了生の起業会社名
ビジネス科学研究群の修了生は国内外の企業や官公庁などで活躍していますが、ここでは起業家について紹介します。
修了生の起業会社名とその業務内容の例は以下の通りです。
起業会社名とその業務内容例
- IGBネットワーク株式会社 KOZAI GROUP : グローバル組織人材開発にかかわるコンサルティング
- Institute for a Global Society株式会社 : 教育、特に、グローバルリーダー育成
- 株式会社ともクリエーションズ : システム開発
- 大浦総合研究所 : 経営コンサルティング
- 株式会社レクメド : 医薬品開発コーディネーション
たくさんの起業家を輩出していることがわかります。
5. 人気教員・研究室pickup!
ビジネス科学研究群の教授で、共済学会優秀賞などを受賞している猿渡康文教授をpick upしていきます。
5.1 経歴・専門分野
猿渡教授の専門分野は以下の通りです。
猿渡教授の専門分野
- オペレーションズ・リサーチ
- 数理的モデル化
- 最適化理論
- グラフ・ネットワーク理論
また、猿渡教授の経歴は以下の通りです。
猿渡教授の経歴
- 東京理科大学工学部経営工学科卒業
- 東京理科大学大学院工学研究科修了
猿渡教授について詳しくは以下のリンクをご覧ください。
猿渡 康文 | 筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学学術院ビジネス科学研究群 (tsukuba.ac.jp)
6. 入試概要
例として、2023年の入試スケジュールを上記に挙げています。
例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。
6.1 入試の内容
入試の内容は大きく3つに分かれ、以下の通りです。
入試の内容
- 研究計画書
- 小論文試験
- 口述試験
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
研究計画書
研究計画書の詳細は以下の通りです。
研究計画書の詳細
- 配点 : 30点
- 問題意識、研究のアプローチ、専門的知識のレベル、研究の実現可能性および独創性、文章表現能力を評価
小論文試験
小論文試験の詳細は以下の通りです。
小論文試験の内容
- 配点 : 20点
- ビジネスや社会の諸問題に対する関心の広さと理解の深さ、論理的思考能力、文章表現能力を評価
口述試験
口述試験の詳細は以下の通りです。
口述試験の詳細
- 配点 : 50点
- 個別面接
- 研究計画書の内容の理解度、専門的知識のレベル、学習や研究への意欲、自分の考えを表現する能力を評価
口述試験の配点が最も高く、全体の半分を占めます。
試験の内容や出願書類に関して詳しく知りたい方は募集要項(募集要項:経営学学位プログラム(博士前期課程) | 筑波大学 東京キャンパス社会人大学院 (tsukuba.ac.jp))をご確認ください。
7. 最後に
志樹舎は、大学院入試に特化したオンライン予備校です。筑波大学人文社会ビジネス科学学術院ビジネス科学研究群の対策に対応しています。
出願書類作成、面接演習をはじめ、具体的な入試対策でお悩みの方は、今すぐ無料相談にお申込みください。
参考文献