今回は筑波大学人間総合科学学術院スポーツ国際開発学共同専攻についてご紹介します。
1. スポーツ国際開発学共同専攻の特徴
スポーツ国際開発学共同専攻の特徴は以下の通りです。
スポーツ国際開発学共同専攻の特徴
- 三機関の共同
- 国際連携の精力的な活動
それでは、詳しくそれぞれの特徴について解説していきます。
1.1 三機関の共同
スポーツ国際開発学共同専攻は、筑波大学・鹿屋体育大学・日本スポーツ振興センターの三機関が共同しています。
スポーツ国際開発学共同専攻は、スポーツを通した国際開発と平和に関する実践的能力を養うプログラムを構成しています。
1.2 国際連携の精力的な活動
筑波大学は、69ヵ国・地域の大学や研究機関と合計383の国際交流協定を結んでいます(2022年4月時点)。
そのため、多くの英語プログラムを実施し、たくさんの留学生を迎え、教育・研究指導を通じて国際的な支援を行っています。
ダブルディグリープログラム(DDP)も実施しており、筑波大学に在籍しながら海外に留学し、学習する機会も設けています。
2. 求める受験生像
受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。
なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、選抜の意図も把握できるからです。
では、スポーツ国際開発学共同専攻ではどのような能力が求められているのか解説していきます。
2.1 求める受験生像
スポーツ国際開発学共同専攻の求める受験生像は以下の通りです。
求める受験生像
日本語 – Joint Master’s program in International Development and Peace through Sport (tsukuba.ac.jp)から引用
- スポーツ・体育・健康に関する基礎知識を持ち、スポーツに関わる実務経験のある者
- 国際開発と平和構築に関する実務経験や知識のある者及びそれに関心のある者
- 英語によるコミュニケーション能力がある者
スポーツ、国際に関する知識や実務経験が求められています。
2.2 教育目標
スポーツ国際開発学共同専攻の教育目標は以下の通りです。
教育目標
日本語 – Joint Master’s program in International Development and Peace through Sport (tsukuba.ac.jp)から引用
- 国際情勢と政策および国際的な開発課題に対する知識と分析力の獲得、使命感の育成
- グローバルな俯瞰力と実践現場で発揮できるリーダーシップ能力の習得
- スポーツ・体育・健康に関する基礎的知識と実践力の向上
- 国際貢献のためのコミュニケーション力とマネジメント力の向上
スポーツ、国際に関する様々な能力を向上させることが教育目標です。
3. カリキュラムの特徴
次に、カリキュラムについて解説していきます。
3.1 カリキュラムの構成
カリキュラムは大きく以下の3つにわかれています。
3つの科目
- 講義科目
- セミナー科目
- 実習科目
では、それぞれ解説していきます。
講義科目
講義科目は、文字通り大学で講義を受けます。
内容は以下の通りです。
講義科目の内容
- スポーツ
- 健康
- 国際開発
セミナー科目
セミナー科目は、学内外問わずに行われます。
学外では、NGO活動など様々な取り組みがあります。
実習科目
実習科目も、学内外問わずに行われます。
OJP (On the Job Practice)で行い、学位論文またはプロジェクトレポートも含まれています。
4. 人気教員・研究室pickup!
スポーツ国際開発学共同専攻の教授で、教育省のスポーツ総局長アドバイザーを歴任していた山口拓教授をpick upしていきます。
4.1 経歴・専門分野
山口教授の専門分野は以下の通りです。
山口教授の専門分野
- 国際開発学
- 政策科学
- マネジメント
また、山口教授の経歴は以下の通りです。
山口教授の経歴
- 大阪体育大学 体育学部 体育学科卒
- 同志社大学大学院 総合政策科学研究科 公共政策コース卒
- 国立大学法人 筑波大学 人間総合科学研究科 体育科学専攻(博士後期課程)卒
- 国際協力機構スポーツ政策専門家短期専門家
山口教授について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
TRIOS 筑波大学研究者総覧 (tsukuba.ac.jp)
5. 入試概要
例として、2023年の入試スケジュールを上記に挙げています。
試験は2023年では、9月23日に行われました。
例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。
5.1 入試の内容
入試の内容は大きく3つに分かれ、以下の通りです。
入試の内容
- 英語
- 筆記試験
- 口述試験
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
英語
英語の内容は以下の通りです。
英語の内容
- TOEIC ,TOEFL,IELTS いずれかのスコア票を提出
- 100点満点に換算される
筆記試験
筆記試験の内容は以下の通りです。
筆記試験の内容
- 健康・スポーツ科学の基礎知識を評価
- 100点満点
口述試験
口述試験の内容は以下の通りです。
口述試験の内容
- 試験時間 : 15分
- 形式 : 個人面接、言語は英語
- 内容 : 研究計画について
詳しくは、募集要項(6. Screening Process | University of Tsukuba Graduate Admissions)をご覧ください。
6. 最後に
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参考文献
日本語 – Joint Master’s program in International Development and Peace through Sport (tsukuba.ac.jp)