今回は筑波大学理工情報生命学術院国際連携持続環境科学専攻についてご紹介します。
1. 国際連携持続環境科学専攻の特徴
国際連携持続環境科学専攻の特徴は以下の通りです。
国際連携持続環境科学専攻の特徴
- マレーシアの大学と共同指導
- 国際的な能力を育成
それでは、詳しくそれぞれの特徴について解説していきます。
1.1 マレーシアの大学と共同指導
国際連携持続環境科学専攻は、筑波大学とマレーシア日本国際工科院(MJIIT)の共同指導体制で教育を行っています。
そのため、2大学連名による特別な共同学位が授与されます。
1.2 国際的な能力を育成
マレーシアと共同指導のため、国際的な実務能力、研究能力を養うことができます。
具体的には、英語コミュニケーション能力、人的ネットワーク、リーダーシップなど様々な能力が養われます。
2. 求める受験生像
受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。
なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、選抜の意図も把握できるからです。
では、国際連携持続環境科学専攻ではどのような能力が求められているのか解説していきます。
2.1 求める受験生像
国際連携持続環境科学専攻の求める受験生像は以下の通りです。
求める受験生像
熱帯アジア地域の諸現象・諸課題への強い関心、自然科学又は社会科学の基礎的な素養と分野統合型の協働精神
JMSES_0124 (tsukuba.ac.jp)から引用
を持ち、地球規模課題に対して環境科学的アプローチによる解決を通じて持続可能な社会を創出する強い意志を
持つ学生を求めます。
環境問題に対する関心の高さが必要になります。
3. カリキュラムの特徴
次に、カリキュラムについて解説していきます。
3.1 カリキュラムポリシー
国際連携持続環境科学専攻のカリキュラムポリシーは以下の通りです。
カリキュラムポリシー
環境問題が生じるメカニズムを理解し、その解決策を提示することを志向し、自然科学、人文社会科学の基礎知識に 加え、コミュニケーション力、実践力を涵養するカリキュラムを構築しています。
カリキュラム|筑波大学 理工情報生命学術院 国際連携持続環境科学専攻 (tsukuba.ac.jp)から引用
3.2 カリキュラム内容
カリキュラムは主に以下の2つです。
主なカリキュラム
- 必修科目 : コミュニケーション力・実践力を伸ばす
- 選択科目 : 幅広い専門知識を学ぶ
これから、主な2つのカリキュラムの例を提示していきます。
必修科目
必修科目の例は以下の通りです。
必修科目例
- 環境科学概論
- 環境科学実習
- MJIIT との合同セミナー
- 持続性マネジメント政策
- 環境科学特別研究
- 研究マネージメント技術
- 応用環境倫理学
選択科目
選択科目の例は以下の通りです。
選択科目例
- 環境政策シミュレーション
- 水環境論
- 環境影響評価論
- ライフサイクルアセスメント
- 再生可能エネルギー論
- 持続的食料システム論
- 低炭素都市論
4. 修了後のキャリア
次は、修了後のキャリアについて解説していきたいと思います。
4.1 修了生の実績
2021 年度までの修了生の実績は以下の通りです。
2021 年度までの修了生の実績
- ベオリア
- ダッソーシステム株式会社
- 東京電力
- 筑波大学大学院 環境学学位プログラム(博士後期課程)
大手企業に就職する人や、博士後期課程にそのまま進む人など様々です。
5. 人気教員・研究室pickup!
国際連携持続環境科学専攻の教授で、日本植物学会奨励賞を受賞している鈴木石根教授をpick upしていきます。
5.1 経歴・専門分野
鈴木教授の専門分野は以下の通りです。
鈴木教授の専門分野
- 植物分子・生理科学
- 分子生物学
- 遺伝・染色体動態
- 生態・環境
また、鈴木教授の経歴は以下の通りです。
鈴木教授の経歴
- 名古屋大学 農学研究科 農芸科学専攻卒
- 基礎生物学研究所制御機構研究系助手
- 文部科学省研究振興局学術調査官(科研費)
鈴木教授についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
TRIOS 筑波大学研究者総覧 (tsukuba.ac.jp)
6. 入試概要
例として、2024年1月の入試スケジュールを上記に挙げています。
例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。
6.1 入試の内容
入試の内容は大きく2つに分かれ、以下の通りです。
入試の内容
- 書類審査
- 口述試験
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
書類審査
書類審査の内容は以下の通りです。
主な書類審査の内容
- 卒業(見込)証明書
- 成績証明書
- TOEIC ,TOEFL,IELTS いずれかのスコア票
国際連携持続環境科学専攻ではすべての授業や研究指導を英語で実施するため、以下の英語能力が出願要件になります。
(TOEFL-iBT:61 以上、TOEIC:650 以上、IELTS:6.0 以上)
詳しくは、国際連携持続環境科学専攻の募集要項(Application guideline JPN.pdf (tsukuba.ac.jp))をご覧ください。
口述試験
口述試験の内容は以下の通りです。
口述試験の内容
- 実施場所 : オンライン
- 面接形態 : 個別面接および合同面接
内容については記載がありません。そのため、求める受験生像については、志樹舎での対策を通じてしっかり確認し、環境科学に関する理解を深める必要があります。
7. 最後に
志樹舎は、大学院入試に特化したオンライン予備校です。筑波大学理工情報生命学術院国際連携持続環境科学専攻の対策に対応しています。
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参考文献