今回は筑波大学理工情報生命学術院生命地球科学研究群についてご紹介します。
1. 生命地球科学研究群の特徴
生命地球科学研究群の特徴は以下の通りです。
生命地球科学研究群の特徴
- 国内組織との強力な連携
- 国際連携の精力的な活動
それでは、詳しくそれぞれの特徴について解説していきます。
1.1 国内組織との強力な連携
生命地球科学研究群は、たくさんの法人・研究所・企業の研究者と協力し、学生の教育・研究指導を行っています。
具体的には、産業技術総合研究所、理化学研究所、東京都医学総合研究所などと連携しています。
1.2 国際連携の精力的な活動
筑波大学は、69ヵ国・地域の大学や研究機関と合計383の国際交流協定を結んでいます(2022年4月時点)。
そのため、多くの英語プログラムを実施し、たくさんの留学生を迎え、教育・研究指導を通じて国際的な支援を行っています。
ダブルディグリープログラム(DDP)も実施しており、筑波大学に在籍しながら海外に留学し、学習する機会も設けています。
2. 求める受験生像
受験をする上で、大学の研究科がどのようなことを求めているのかを知ることは重要です。
なぜなら、自分のやりたいことと合致しているのか理解でき、選抜の意図も把握できるからです。
では、生命地球科学研究群ではどのような能力が求められているのか解説していきます。
2.1 求める受験生像
生命地球科学研究群の求める受験生像は以下の通りです。
求める受験生像
- 筑波大学の教育を受けるのに必要な基礎学力がある人
- 探究心旺盛で積極性・主体性に富む人
3. プログラムの特徴
次に、プログラムについて解説していきます。
3.1 プログラムの特徴
生命地球科学研究群には8つの学位プログラムがあります。
8つの学位プログラムとその内容についてまとめたものが以下の通りです。
8つの学位プログラムとその内容
- 生物学学位プログラム : 生物学ならびに生命科学領域の研究の基盤となる系統分類・進化学など
- 生物資源科学学位プログラム : 農・生物・環境に関する生物資源科学分野
- 地球科学学位プログラム : 地球の過去および現在の様々な自然現象の理解など
- 環境科学学位プログラム : 地域・地球規模課題に対し、理学、工学、農学、社会科学等の分野でアプローチ
- 山岳科学学位プログラム : 山岳域における自然変動・人間活動に伴う地圏・水圏、生態系、森林などの自然資源に関する諸問題を対処
- ライフイノベーション(食料革新)学位プログラム : 食品の機能性探査、栄養生理学など
- ライフイノベーション(環境制御)学位プログラム : 微視的な環境生理学から巨視的な地球規模の環境生態学まで
- ライフイノベーション(生体分子材料)学位プログラム : 生体分子の機能に対する理解を深め、生体分子の応用展開について広く学ぶ
4. OB紹介
生命地球科学研究群のOBであり、社会で活躍されている岩瀬哲さんを紹介していきます。
4.1 経歴
岩瀬さんの経歴は以下の通りです。
岩瀬さんの経歴
2005-2009年 国立研究開発法人 産業技術総合研究所博士研究員
2009-2012年 国立研究開発法人 理化学研究所 基礎科学特別研究員
2012-2021年 国立研究開発法人 理化学研究所 研究員
岩瀬 哲|卒業生の声|筑波大学 生命環境学群 生命地球科学研究群 生命環境系 (tsukuba.ac.jp)から引用
4.2 筑波大学の魅力
岩瀬さんが語った筑波大学の魅力は以下の通りです。
筑波大学の魅力
- 学際的なプログラムとして他の学群学類の講義も受けられる
- 文理、医、芸術や体育も一体となった、最も総合大学らしい大学
- 専門性だけでなく、広い視野を培える
岩瀬さんについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
岩瀬 哲|卒業生の声|筑波大学 生命環境学群 生命地球科学研究群 生命環境系 (tsukuba.ac.jp)
5. 人気教員・研究室pickup!
生命地球科学研究群の教授で、日本農芸化学奨励賞を受賞している中村 幸治教授をpick upしていきます。
5.1 経歴・専門分野
中村教授の専門分野は以下の通りです。
中村教授の専門分野
- 遺伝・染色体動態
- 枯草菌
- 納豆菌
- RNA
- 非翻訳型RNA
- RNomics
また、中村教授の担当科目は以下の通りです。
中村教授の担当科目
- 遺伝学概論
- 生物学序説
- 生命産業規制論
- 生物学序説
さらに詳しく中村教授のことについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
TRIOS 筑波大学研究者総覧 (tsukuba.ac.jp)
6. 入試概要
例として、2023年の生物学学位プログラムの一般入試スケジュールを上記に挙げています。
例年このようなスケジュールでおおよそ行われます。
6.1 入試の内容
入試の内容は大きく3つに分かれ、以下の通りです。
入試の内容
- 外国語
- 筆記試験
- 口述試験
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
外国語
外国語の内容は以下の通りです。
外国語の内容
- TOEIC Listening & Reading、TOEFL、IELTSのスコア票いずれか1つを提出
プログラムによっては、TOEICとTOEFLのみの所もあります。
詳しくは、生命地球科学研究群の募集要項(6. 選抜方法等 | 筑波大学大学院 募集要項 (tsukuba.ac.jp))をご覧ください。
筆記試験
筆記試験での内容は以下の通りです。
筆記試験の内容の例
- 地球科学、生物科学、生物資源科学、環境科学
- 系統分類・進化学、生態学、植物発生・生理学、動物生理学、動物発生学、分子細胞生物学、ゲノム情報学、生化学
学位プログラムによって、筆記試験がない所もあります。
また、筆記試験の内容もそれぞれの学位プログラムによって異なります。
詳しくは、各学位プログラムの募集要項(6. 選抜方法等 | 筑波大学大学院 募集要項 (tsukuba.ac.jp))をご確認下さい。
口述試験
口述試験での内容は以下の通りです。
口述試験の内容の例
- 卒業研究(もしくはこれまでの研究)の内容、生命科学に関連した事項及び本人の志望について試問
- 卒業研究及び入学後の研究について、英語または日本語で発表(15 分)、その後の質疑応答(15 分)
口述試験も筆記試験と同様に、内容はそれぞれの学位プログラムによって異なります。
筆記試験がない学位プログラムでは、基礎学力について聞かれる傾向にあります。
7. 最後に
志樹舎は、大学院入試に特化したオンライン予備校です。筑波大学理工情報生命学術院生命地球科学研究群の対策に対応しています。
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参考文献