今回MBA大学院別倍率ランキングとその特徴についてご紹介します。
1. MBAとは
1.1 MBAとは
MBAとはMaster of Business Administrationの略です。
日本語では経営管理学修士のことであり、経営学の学位の1つです。
今回は国内MBAの大学院の倍率と特徴について解説していきます。
1.2 MBAプログラムの種類
MBAプログラムの種類は以下の通りです。
MBAプログラムコース
- General MBA
- Global MBA
- EMBA(Executive MBA)
- Specialized MBA
では、それぞれ詳しく解説してきます。
General MBA
総合的な経営に関する知識を得られる一般的なコースです。
経営に関する幅広い知識や考え方を学ぶことができます。
Global MBA
日本にいながらも英語で学ぶことができます。
そのため、国際的に活躍する際に役立つさまざまな知識やコミュニケーション能力を身につけることができます。
EMBA(Executive MBA)
ビジネスでの経験が豊富な比較的年齢が高い人を対象としたコースです。
講師陣もベテランが担当することが多く、難易度の高い経営上の意思決定について学ぶことができます。
Specialized MBA
特定の分野(金融・財務やイノベーションなど)にフォーカスしたコースです。
経営の基本的なことを抑えつつ、特定分野に詳しくなることができます。
これらのコースは一橋大学のHP(https://www.hub.hit-u.ac.jp/business-school/)を参考にしたものです。
2. 倍率
倍率ランキングを紹介していくので、倍率がどのようなことを示すのかということを確認していきましょう。
2.1 倍率が示すこと
倍率を知ることで、大学院の人気度合いがわかります。
また、倍率が高いほど基本的には難易度も上がることを意味しています。
倍率の高さと大学のレベルは入試の難易度の指標の一つになります。
2.2 注意点
倍率が高いからといって、その大学院を選ぶことが最良の選択とは限りません。
MBAプログラムはケースメソッドで学ぶタイプとアカデミックな研究を重視するタイプに分かれています。
自分の学習スタイルやキャリア目標に合ったプログラムを選ぶことが重要です。
他にも夜間の制度があったり、社会人・学生に向いている制度があるのかということを見ると良いでしょう。
3. 大学院別倍率ランキング
MBA大学院の倍率ランキングを発表していきます。
なお、倍率は2022年のデータであり、以下の動画のデータを使用しています。
https://www.youtube.com/watch?v=PEDMXMxtlHE
1位 京都大学
専攻と倍率
- 専攻 : 一般選抜
- 倍率 : 7.58倍
特徴
- 実務経験の制限がない
- 幅広い層から受験が可能
- 面接や志望理由書を必要とせず、筆記試験だけで合否が決まる
筆記試験だけで決まることが人気の1つです。
2位 早稲田大学
専攻と倍率
- 専攻 : 夜間主総合
- 倍率 : 5.29倍
特徴
- 実務経験が3年以上の候補生を対象
- 社会人向けに設計
- 経営の幅広い分野を総合的に学ぶことができる
企業派遣入試や事業承継者入試もあるため、主に社会人におすすめです。
3位 慶応義塾大学
専攻と倍率
- 専攻 : MBAプログラム
- 倍率 : 4.85倍
特徴
- 一番歴史があって日本で有名なMBA
- 大学生、留学生、企業派遣などさまざまな学生
MBAに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
慶応義塾大学大学院経営管理研究科のMBAプログラムの特徴・院試について徹底解説 | 院試の予備校・塾の志樹舎 | 大学院入試の対策(面接、研究計画書)はお任せ下さい (bnw-inc.jp)
4位 一橋大学
専攻と倍率
- 専攻 : 経営管理プログラム
- 倍率 : 4.75倍
特徴
- 実務経験3年以上の人が対象
- 夜間プロフェッショナルとして社会人向けのMBAプログラムがある
社会人向けのプログラムがあるため、社会人におすすめです。
5位 兵庫県立大学
専攻と倍率
- 専攻 : 経営専門職専攻地域イノベーションコース
- 倍率 : 3.82倍
特徴
- 中小企業診断士の養成コースを提供
- 中小企業診断士資格を取得できる
中小企業診断士の資格を取りたい人におすすめです。
6位 早稲田大学
専攻と倍率
- 専攻 : 全日制グローバル
- 倍率 : 3.63倍
特徴
- 3年以上の実務経験がないと受験しにくい
- 企業派遣の人や事業承継実家を積む人が多い
企業派遣入試や事業承継者入試もあるため、主に社会人におすすめです。
7位 一橋大学
専攻と倍率
- 専攻 : 経営分析プログラム
- 倍率 : 3.37倍
特徴
- 企業派遣の人が勉強に集中するような形の学び
- 大学生も多い
一般入試で40名近く(2024年度)募集されているため、大学生にもおすすめです。
8位 早稲田大学
専攻と倍率
- 専攻 : 夜間種プロフェッショナル
- 倍率 : 2.67倍
特徴
- 狭めたスペシャリスト的な内容の教育
MBAは普通ゼネラリストで幅広く学ぶので、特徴的です。
9位 神戸大学
専攻と倍率
- 専攻 : 現代経営学専攻
- 倍率 : 2.54倍
特徴
- 関西地域で最も歴史のあるMBAプログラム
- 社会人向けの夜間専門プログラムも提供
関西の人に特におすすめです。
10位 九州大学
専攻と倍率
- 専攻 : 産業マネジメント専攻
- 倍率 : 2.42倍
特徴
- 九州地域で高い人気
- 技術経営(MOT)も学ぶことができる
技術経営(MOT)を学びたい人におすすめです。
4. 最後に
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参考文献
https://www.youtube.com/watch?v=PEDMXMxtlHE